イエレン財務長官は13日ニューヨークで講演し、米経済の競争力と成長を促すために政府と民間部門の適切な協力関係が不可欠だとの認識を示した。主要な3つの分野として、インフラ整備・労働力の確保・半導体・クリーンエネルギーの研究開発を挙げ、官民連携の重要性を強調した。また経済成長だけでなく、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの制裁でも民間企業の協力が不可欠だとの認識を示した。一方、中国との経済関係については、責任を持って管理すると述べ、「中国がマクロ経済のバランスを乱している」と批判した。同時に米経済力に強い自信を見せ、「デカップリング」ではなく、公平な競争で利益を得ることができると主張した。