米国・ニューヨークでの国連総会一般討論演説は今から1時間ほど前に始まり、先ほど米国・バイデン大統領が演説を行った。この中でバイデン氏は、ウクライナやガザなどの課題に直面しているが、過去の困難を切り抜けたように前進する道がある。希望を持っていると述べた。中東での紛争をめぐっては26日に、イスラエル・ネタニヤフ首相、パレスチナ・アッバス議長が揃って演説を行う予定。紛争当事国のトップ同士が直接議論できる機会は貴重だが、単なる非難の応酬にとどまれば、停戦を求める機運に水を差すことになりかねない。一方ウクライナ問題をめぐっては、きのうゼレンスキー大統領が米国メディアのインタビューで「戦争の終りに近づいていると思う」と語った。ただ実際はロシアへの反攻を強めるための支援を米国などに求める狙いとみられ、このあとゼレンスキー氏が出席する安全保障理事会ではロシア側の反発も予想される。機能不全が指摘される中、各国のリーダーたちが建設的な議論を行えるのか世界中が注目している。