来月、国連本部で開かれる核兵器禁止条約の3回目の締約国会議。核兵器禁止条約の締約国会議を巡って、政府与党は日本被団協などが要請していた政府のオブザーバー参加はこれまでと同様見送る一方、与党の議員を派遣する方向で調整を進めている。これに関連して自民党の森山幹事長は「アメリカや中国などの核保有を認めながら核軍縮に取り組むのが基本的な方針」と述べた上で、党として会議への議員の派遣は考えていないという認識を示した。日本被団協・箕牧智之代表委員は「ノーベル平和賞の受賞に、ことしは被爆80年と核兵器廃絶に追い風の雰囲気の中、怒り以外のなにものでもない」と話している。石破首相は「森山幹事長から適切な時期に説明があると思っている」とコメントしている。