新村さんは「原油価格上昇に地政学リスクがあるのは事実ですが、アメリカの景気により需要が回復する期待が高まっているというのが一番大きいのではないでしょうか。イスラエルとハマスによるガザ紛争が始まってから、ISM製造業景気指数が下がり、原油も一時上がりましたが下がります。今のところ景気は悪くないですし、懸念されているホルムズ海峡もあらゆる国を敵に回す行為なのでやらないでしょう。イスラエルは、イランの関連組織に攻撃したり、経済制裁を食らわすのが現実的な反撃になると思います。また、原油価格は量的緩和の影響が小さくないため、下がっても限定的になると予想しています。私は、アメリカの景気が回復したら原油価格は上がりますが上昇は量的引き締め継続により抑制され、逆に景気が回復しなければ利下げ再燃で大幅な下落にはならないと見ています」などと話した。