伊沢さんは「トランプ政権の支持基盤であるような層が目指す反エリート主義にある程度迎合するような形を目指したというところと、学術そのものへの介入や脅しの意味があったりはすると思うが、実際に留学生の受け入れだけでなく補助金も止まってしまい、結果として多様性に対する研究だったり、医学分野でも研究が止まってしまっている現状。政権と学問が寄っていったら学問の公平性みたいなものが失われてしまう。根本にあるのは短期的な収益性にこだわってしまうような見方にはなると思うが、それに対して米国のエリート層が諦めてしまったりとか絶望してしまったことがトランプ政権が勝った要因だと思うので、ゆっくりと学問側は勝ちを自分たちで訴えていく必要がある」等と話した。