ヨーロッパも猛暑の被害が深刻となっている。イタリアでは20都市に「猛暑警報」が発表された。スペインではすでに390人が猛暑により死亡したという推計が発表されている。スイスのベツナウ原発では冷却に使用する河川の水温が上昇したため、原子炉1基を停止した。ヨーロッパの猛暑の原因は地中海の異常気象、水温の上昇だとカタルーニャ海洋科学研究所のマルティネス研究員は指摘する。スペイン・セビリアの闘牛場は暑い時間を避けて興行が行われているが、午後11時でもスタンドの気温は40℃を超えていた。40℃超えが続くと、経済に悪影響が出るのは避けられない。アリアンツリサーチによる報告書によると猛暑のため、今年のヨーロッパの経済成長は0.5%鈍化するという試算が出ている。
スペイン・コルドバ近郊では猛暑のためオリーブ栽培に深刻な影響が出ている。まあオリーブオイルの価格に悪影響が出ているという理由ではないが、スペインでは国土の75%が乾燥、半乾燥土壌とされており、砂漠化が懸念されている。
スペイン・コルドバ近郊では猛暑のためオリーブ栽培に深刻な影響が出ている。まあオリーブオイルの価格に悪影響が出ているという理由ではないが、スペインでは国土の75%が乾燥、半乾燥土壌とされており、砂漠化が懸念されている。