アメリカの著名投資家、ウォーレン・バフェット氏が率いる「バークシャー・ハサウェイ」が来月4日に年次株主総会を開く。12月末締めの財務諸表を2023年年次報告書に開示しているバークシャーは12月決算の会社だが、決算期末から4ヶ月位上あとに定時株主総会を開催。アメリカの企業は決算期末から平均135日、4.5か月後に総会を開き、日本では平均85日後と短さが際立っている。一方主要な機関投資家たちは日本企業に対し、株主総会前に有価証券報告書を開示するよう繰り返し求めている。現状で総会前に開示しているのは30社程度に過ぎないという。総会前開示は有価証券報告書に基づく議決権行使を促し、世界のなかの日本株の存在感を高めるうえで不可欠なピースとなる。(日経電子版)