物流の2024年問題を解決するかもしれないある取り組みを紹介。神奈川・川崎市の虹ヶ丘団地では世界初のロープウエー型の空中配送ロボットの実証実験を行っている。団地の真ん中にある公園のロッカーの中に届いた商品はQRコードを使って取り出すことができる。荷物は最短30分で届く。実証実験は去年11月から今年3月まで、パナソニックHD、東急、UR都市機構が実施している。アプリで近隣のスーパーの商品を選ぶと、スーパーの店員がピックアップした商品を積み込み場所まで運び、積み込みボックスに入れた荷物はワイヤーで電柱を使って運ばれる。担当者は「虹ヶ丘団地は高低差のある団地で高齢化が進んでいるので買い物の利便が向上すれば」と話した。開発担当者はドローンではなくロープウエー方式を採用したことについて「物理的に絶対落ちない安全性が確保されていて街中でも使うことができることがメリット」と話した。音も静かなので都市部での可能性も広がる。ウエンツさんは「QRコードを人に遅れたら楽だなぁ」などと言った。最大の時間のロスである不在への対策として、政府は置き配・コンビニ受け取りでポイントを付与するという方針を発表した。