柔能く剛を制する技の1つが背負い投げで、体格差で不利だとしても股下に入れば投げることもできる。高藤のお手本をもとに杉谷は背負い投げを行い、高藤は高く評価した。そんな高藤は脚取りを得意としていたが、ルール改正で禁止となってしまい、ネット上では「高藤は終わった」とも言われていた。そこで会得したのが高藤スペシャルという豪快な投げ技。悪戦苦闘するも、杉谷は一連の動きを理解した。そして、3分間の乱取りが行われ、杉谷は背負い投げを成功させるも、高藤に10回投げられた。終了した頃には杉谷は息を切らしていたが、高藤は「ほぼやっていない人は3分も立っていられない。だから、アスリートだなと思いました」とコメント。パリ五輪出場には12月のグランドスラム東京2023で好成績を残す必要があるという。