東京都新宿区のオリンピックミュージアムでは、日本代表への応援ムードをさらに高めようという企画展が開かれている。最高到達点3メートル51センチ。バレーボール男子日本代表の石川祐希選手のスパイクはこの高さまで届くということで間近で見ると改めてその高さに驚く。そしてパリオリンピックで唯一の新競技のブレイキン。そのフリーズという静止する技をパネルにしたものなのだが、穴が開いている。ここから顔を出すことができる。いかにアクロバティックな体勢で技を出しているかということを体験できる仕組みなのだが、この姿勢だけでもつらい。きょう来ているのは東京都新宿区にある日本オリンピックミュージアム。こちらでは今月からパリオリンピックの32競技の魅力を紹介する企画展が始まった。さまざまなアイテムが展示されており、例えばスケートボード、オリンピックの予選大会で実際に使われたもの。ほかにもさまざまな道具やウェアなどが並べられている。青色が目を引く柔道着。白もある。その横にあるのはボクシングのグローブ。これらは実際に着用することもできる。そして赤が目を引く日本代表が着る公式のスポーツウエア。ちょっと工夫が実はされており、夏のパリでも快適に着られるようにと、わきの部分なのだが、特殊なメッシュ生地が使われており、動きに合わせて穴が開閉する。これによって通気性を確保している。こうしたさまざまな展示を見ることができる。それと子どもたちに人気のコーナーがある。体験コーナー。あまり子どもたちが体験したことのないスポーツに触れてもらおうというねらいがあり、例えばボートをこぐローイングというスポーツの体験コーナー。ほかにもホッケーもある。そんな中でアーチェリーに挑戦する。実際は70メートル離れた所から的の中心を狙うが、ここは2メートルほど。この企画展を実施している日本オリンピック委員会の下湯直樹さんに話を聞く。