パリ五輪で過去最高の5つのメダルを獲得したフェンシング。この日、都内にある小学校ではフェンシング協会が主催する学校訪問が行われていた。競技人口が約6000人と、まだまだマイナーな競技人口を増やすため地道な活動を行っている。ここで行われているのが「スマートフェンシング」。柔軟性のある剣と布製ジャケット、ゴーグルと専用アプリがあれば簡単に楽しめる。ルールも簡単で、どこでも手軽にフェンシングが楽しめるようにと開発された。スマートフェンシングの開発者は印刷会社、大日本印刷に所属する天利啓也さん。大日本印刷は現在、出版関連の他、印刷技術を応用・発展させてICカードの製造や建築資材など多岐にわたった事業を展開している。元々フェンシングの選手だった甘利さん。東京オリンピックの際、DNPがオフィシャルパートナーになったのをきっかけに、フェンシングの魅力を広めたいと体験会を開催。DNPが培ってきたデジタル技術を応用してスマートフェンシングのアプリを開発するなど、自社の技術で開発。2024年、スマートフェンシング協会を設立した。事業は甘利さん一人で行っているという。東京オリンピック・パラリンピックのエペ男子団体で金メダルに輝いた宇山賢さん。現役引退後は会社を設立し、DNPと業務提携してスマートフェンシング協会の理事に就任。アスリートのセカンドキャリアにも貢献している。甘利さんは将来的には欧州にツールの販売を進めていこうと考えているということ。
