ボッチャの大会が今月行われた。会場には大勢のファンが押し寄せたが今パラアスリートを支えるファンが増えている。応援に駆けつけた会社員の紫野さんは、東京パラリンピックでボッチャにハマったというが金メダルを獲得した杉村英孝選手の姿に胸を打たれたという。マイボールを購入し友人と週に2回以上はプレーするようになった。今紫野さんのような人が選手を支えている。その鍵になっているのはトークン。トークンは日本ボッチャ協会が発行する応援券のようなもので、アプリを通じて買い手を募り金額に応じたトークンを渡す。トークンの保有者は限定のコミュニティに参加してパラリンピックのメダリストと交流するといった特典が与えられたという。その日本代表の合宿に紫野さんの姿があり特別に入場を許された。その様子をSNSで発信している。また普段は聞きづらいことも積極的に聞く。トークの参加はこの一年で100人で150万円が集まり海外遠征に選手を送り出す費用に使用された。こうした支援の広がりにも期待をよせている。その支援を受けて若手選手も力を伸ばしている。一戸彩音さんは今年日本選手権で優勝した期待の若手。ファンの声援が力になるとパリ大会での活躍を目指す。