パリ近郊・選手村前から中継。なぜフランスでは女性選手の支援に力を入れるようになったのか。田村記者は「スポーツ界の要望に加え政治の力も大きい。フランス政府がおととし作成したアスリートが母親になることを応援するためのガイドブック。1ページ目には当時のスポーツ庁の写真。閣僚は五輪にも出場経験のある競泳の選手。パリテはもともと女性の政治参加を促す言葉として使われてきた。政治に女性でスポーツ選手の経験者も進出してきたことが支援につながった。人数だけでなく待遇も含めて男女平等を達成できるかが鍵になる。参加人数は同じとはいえ、男子競技のほうが注目されるケースも多い。女子競技の開始時間をゴールデンタイムに設定し中継することで関心を集める工夫も行うという。男女平等や環境配慮といった社会問題の解決に向けて取り組む姿勢を強く打ち出している。その成果がどう社会を変えていくかも焦点となりそう」などと述べた。