厚生労働省は、乳幼児やアトピー性皮膚炎の患者の治療に使用する保湿用塗り薬「ヒルドイド」について、今年10月以降に自己負担額を引き上げる方針だという。保険適用により安価で入手可能となり、美容目的での処方の増加などが問題となっていた。厚労省は、ジェネリック医薬品の利用促進のため、特許が切れた先発薬のうち、販売から数年経っているものやジェネリックへ置き換えが進んだものは負担額を引き上げる方針で、ヒルドイドも対象になっている。負担額はクリームタイプ100gの場合、現在の555円から、813円に上がるという。