石破総理はけさ、就任後初めての外国訪問先となるラオスに到着した。衆議院の解散から休む間もなく本格的な外交デビューとなる石破総理だが、石破カラーは封印し外交の継続性を訴えることになりそう。ラオスに到着した石破総理は、午後1時からASEAN(東南アジア諸国連合)との首脳会議に臨む。会議では法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持や強化を訴えるほか、核ミサイル開発を続ける北朝鮮や東シナ海、南シナ海で覇権主義的な動きを強める中国などを巡り意見を交わす予定。午後には韓国・尹錫悦大統領や中国・李強首相との個別会談も予定。石破総理はまずは首脳間の信頼関係を築くことに重点を置く考えだが、中国との首脳会談では中国軍機による領空侵犯などに対して、どれだけ毅然とした態度で中国側に迫ることができるのか石破総理の外交力が試される。