ビットコインは価値の希薄化を防ぐため、システム上で発行上限が2,100万枚に決められている。発行総数に応じて段階的にマイニング業者が報酬として受け取るビットコインの枚数が半減する仕組みがあり、今回の半減期による需給の引き締まりを受け、価格は昨年末から5割上昇した。1月にアメリカ市場に上場したビットコインの現物ETFも年初からの上昇を牽引している。上場後3カ月で現物ETFの運用資産の合計は500億ドル(8兆円強)に達した。ただ、ビットコインは過去にも急上昇後に大きく調整しており、急落するリスクをはらんでいると指摘する声もある(日経電子版)