アメリカにおける黒人の環境は改善したとは言えない厳しい状況が続く。アメリカ調査機関・ピュー・リサーチセンターが今月公表した調査結果によると、フロイド氏事件から間もない2020年9月には52%が変化をもたらすと期待したが、ことし2月には27%が「変化をもたらした」と回答した一方、72%が「変化をもたらさなかった」と回答。今月21日、アメリカ司法省はミネソタ州ミネアポリスとケンタッキー州ルイビルの警察を改革する合意を破棄すると発表。「警察に手錠をかけるバイデン前政権の失敗した取り組みを終了する」としている。さらに黒人に対する過剰な力の行使があったとされる6つの地方警察への調査を打ち切り。トランプ大統領は南アフリカ・ラマポーザ大統領との首脳会談で「南アフリカで少数派の白人が迫害されている」と一方的に主張した。