フェンシング世界選手権・男子エペ団体・決勝。世界ランキング1位の日本が2位・ハンガリーとの決勝に臨んだ。去年のパリ五輪決勝で両チームが対戦するも、延長戦の末惜しくも敗れ王者を明け渡した因縁の相手。1チーム3人の総当たりで戦い、全9試合で45点選手or総得点で競う団体戦。エペは足先~頭まで前身が得点対象。まずは個人戦銅メダル獲得の山田優(31)が魅せる。相手が出てきたところを背中から剣を通して得点。さらに父親も日本代表だった古俣聖(27)が相手より先に肩を一突き。日本は4試合を終え7点をリードする。しかしハンガリーも粘りを見せ7試合までで3点差に。嫌な流れを断ち切りたい日本は再び山田。しゃがんで相手をかわして一突き。ここで再び7点リードし、最終9試合目はパリ五輪金メダリストのエース・加納虹輝。エースがリードを守り抜きパリの雪辱を果たした日本。世界選手権・エペ団体では日本男子初金メダル。加納は個人と合わせ2冠達成。(日本45-35ハンガリー)