神奈川県・山北町の農家の奥さんがご飯作りを見せてくれた。採っても翌日に生えるという「のらぼう菜」は川崎市の伝統野菜で、ゆでてアクを抜いてからゴマ和えにした。畑の新タマネギはミョウガの茎・ミョウガタケと一緒に煮立てて味噌汁に。豆腐と溶 き卵も加えた。茶畑について聞くと、13年前に1つ年上の夫が脳出血のため65歳で亡くなり、茶畑を半分に減らして自分が楽しむために野菜を育てるようになったと答えた。ご飯は他にさやえんどうとウインナーに衣をつけた天ぷら、オムレツにフキの煮物など。亡くなったご主人は奥さんの4人姉妹の実家に入り家を継いだといい、結婚前に1年かかって親戚一同を説得していたと述べた。結婚後は義兄として奥さんや姉妹に尽くし、いま自分が孫たちに支えられているという。