フジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングスは、長年にわたってグループの経営を率いてきた日枝久取締役相談役が、取締役の人事などについて助言や提言を行う経営諮問委員会の委員を、きょう付けで辞任したと発表した。フジメディアホールディングスの経営諮問委員会は、取締役会の諮問に応じて取締役の人事などについて助言や提言を行う組織。金光社長によると、日枝氏は先週末に入院し、きょう開かれたフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの取締役会には出席していないという。長年、グループの経営を率いてきた日枝氏は、経営に強い影響力を持っているが、一連の問題を受けて、フジテレビの経営が悪化する中、今後の進退を含めてどのような対応を取るのかが焦点となっている。