北海道のキロロスノーワールドには、外国人観光客が急増しているのに伴い、トラブルも増えているという。そのトラブルに対応するスキーパトロール隊を取材した。30人のパトロール隊の多くがアルバイトで、日本でもほとんど例がない国際チーム。中には、パトロールの専門学校を卒業した外国人スタッフもいるという。パトロール隊は救助のほか、爆薬を使った雪崩の制御など地道な確認作業も行なっている。ルールを破って立ち入り禁止エリアに入る外国人客も多く見られ、パトロール隊は日々その対応に追われている。コース外に入った際の救助費用は、利用者に請求されるという。また、スキー場の管轄外での事故も全国で多発し、深刻な問題になっている。