今年の春闘では賃上げ要求に満額回答が続出し、賃上げは徐々に広がっている。去年の平均月収は33万400円と過去最高に。では外国の給料はどうなのか?街で外国人観光客に給料をいくらもらっているのか聞いた。オーストラリア人で介護職の男性は月に約70万円。しかしオーストラリアは物価が高いので多いとは思わないという。内科医のフランス人男性は月収81万円以上。消防士のカナダ人男性は月収約52万円。国によって物価の違いはあるものの、欧米では働く時間は短くてもお給料が高い人が多いよう。そんな中日本で働く外国人はなぜ日本を選んだのか。ホテルのフロント業務を行うルーマニア人の女性は、日本のホスピタリティは最高と話す。月収27万円で社会人1年目だというが、アメリカなら給料はもっと高いと思うがお金が一番大切じゃないと話した。去年11月に来日したドイツ人女性は月収16万円で、同じ仕事をドイツですると約44万円になるという。日本で働く理由について日本語を勉強したい、お金が全てじゃないと話す。同じくドイツ人の男性は、日本でタレント活動をする傍ら飲食店でアルバイトしているそうで月収は15万円。ドイツの平均月収は約62万円だがそれでも日本で頑張る理由は、本音と建前という概念が好き、キャスティング会社を起業予定だと話した。日本が自分に合っているし日本のエンタメで仕事がしたいという。来日16年目のフランス人男性ファビアンさんは、フランス語教師で月収は約50万円。フランスでのフランス語教師は給料があまり高くない、もう一つ大好きな日本文化を仕事にしていると話した。後日もう一つの仕事を見せてもらうと極真空手二段の指導員だった。子供たちに優しく語りかけ、難しい型の練習も漢字を使った例え話でこなす。時には武道の精神に則りしっかりと指導。子供たちの信頼もあつい。ファビアンさんは空手の道に入ったきっかけについて、フランス語の先生になるために早稲田大学で研修したときに空手の同好会があったと語った。フランスでは柔道を経験していたがスポーツ化する柔道に違和感を覚えやめていた。その後来日して極真空手に魅了され指導員の道へ進み、生徒数は80人以上に。年上の生徒にも慕われている。指導員としての給料は月7万円~8万円の間とのこと。合計で月収は約57万円だった。ファビアンさんは、金より生活、安全さは金で買えないからと話した。