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「メルツ氏」 のテレビ露出情報

ヨーロッパはトランプ大統領の姿勢によりウクライナ支援の在り方と同時に、アメリカ抜きでのヨーロッパの安全保障の構築は可能なのかという戦後の安全保障体制を見直すともいえる疑問を突きつけられている。こうした中でマクロン大統領が提案したのがフランスの核の傘のヨーロッパへの拡大。フランスはアメリカへの依存を嫌いドゴール政権時から核戦力を維持してきた。ロシアによるウクライナ侵攻開始前の2020年にも、マクロン大統領はフランスの核抑止力がヨーロッパの安全保障で果たす役割について対話を進めたいという考えを示していた。これに対して、ヨーロッパの各国特にドイツは慎重な姿勢を示してきた。しかし、先月行われた総選挙を受けてドイツの次の首相に就任する見込みとなっているメルツ氏は地元のメディアに対しフランスやイギリスとヨーロッパ独自の核の傘について協議する必要があるという考えを示していた。マクロン大統領は今回の提案についてドイツ次期首相からの歴史的な呼びかけに応じたと述べている。しかしヨーロッパ独自の核抑止力がアメリカに代わることができるかというと不明。大きな問題は数。各国の核弾頭数は去年1月時点でロシア5580発、アメリカ5044発、フランス290発、イギリス225発。イギリスのシンクタンクIISS(国際戦略研究所)はヨーロッパ独自の核の傘を目指すとすれば核弾頭の数を増やす他核弾頭の搭載可能な航空機のヨーロッパへの配備が必要になると指摘している。さらにアメリカ抜きでヨーロッパの抑止力を高めていくためには非核保有国での通常兵器の増強長距離弾道ミサイルや極超音速ミサイルの製造が必要となるとしている。これまで、アメリカの核抑止力に依存してきたヨーロッパの安全保障は岐路に立つとともに、世界が核の脅威にさらされる中で核軍縮に逆行し新たな軍拡競争に突入するおそれもはらんでいる。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年3月7日放送 4:55 - 8:00 テレビ朝日
グッド!モーニングもっと知りたい!NEWS
ベルギーで行われたEU特別首脳会議でトランプ政権が欧州各国に対し国防費の増額を迫る中日本円で約125兆円規模のヨーロッパ再軍備計画に合意の見通しを示した。先週トランプ大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談が失敗しアメリカがウクライナへの軍事支援を停止する事態にまで発展している。影響が欧州全体に波及する中マクロン大統領はフランスの核兵器による抑止力「核の傘」を欧[…続きを読む]

2025年3月6日放送 23:40 - 0:25 フジテレビ
FNN Live News α(ニュース)
マクロン大統領は5日、ウクライナ情勢についてテレビで演説を行った。「ウクライナで止まるとは考えにくく、今後も欧州の脅威であり続ける」と強調した。フランスの核抑止力をヨーロッパの同盟国にも広めることについて検討を始める考えを明らかにした。この議論はドイツ次期首相に就任見込みの、メルツ氏からの要請を踏まえたものとのこと。

2025年3月6日放送 17:00 - 17:57 NHK総合
午後LIVE ニュースーン(ニュース)
フランスのパリにいる野原直路記者が今回のマクロン大統領の発言について解説。マクロン大統領はこれまでも、ヨーロッパは安全保障をアメリカに頼らず、みずから担っていくべきだという考えを繰り返し表明してきた。ロシアによる軍事侵攻が始まる前の2020年には、核兵器の抑止力をヨーロッパに広げることに言及したこともあった。ただ、そのときは具体的な議論までには発展しなかった[…続きを読む]

2025年3月6日放送 11:30 - 11:45 日本テレビ
NNN ストレイトニュース(ニュース)
フランス・マクロン大統領は5日、テレビ演説で「ロシアはヨーロッパ全体の脅威だ」としたうえで、「フランスの核の抑止力でヨーロッパを防衛する議論を始める」と述べた。ヨーロッパではアメリカ・トランプ大統領がロシア寄りの姿勢を示していると危機感が広がっていて、マクロン大統領は「アメリカが我々の側に留まってくれると信じたいが、そうでない場合に備えて準備しておかなければ[…続きを読む]

2025年3月6日放送 11:30 - 11:50 フジテレビ
FNN Live News days(ニュース)
フランスのマクロン大統領は5日ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナ情勢などについてテレビで演説を行った。その中で、ロシアのウクライナ軍事侵攻を念頭に「ウクライナで止まるとは考えにくく今後、何年にもわたりヨーロッパの脅威であり続ける」と強調した。その上で「フランスの核の抑止力でヨーロッパの同盟国を保護することについて戦略的な議論を始めることを決断した」と述べ国[…続きを読む]

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