7日、SNSに投稿されたミカンの写真が今、話題を呼んでいる。その理由が手のひらに9個と小さすぎる。更にイチゴは手のひらに収まりきらないビッグサイズ。実はこれ、樹脂粘土で本物そっくりに作られたフェイクフルーツ。驚くべきは手作りということ。ミカン独特の白い筋や、イチゴの表面のつぶつぶまで見事に再現されている。作ったのはフェイクスイーツフード作家のしげりんさん。このイチゴをどうやって作っているのか。まず樹脂粘土で大まかな形を作り、ぼこぼこと窪みを作っていく。完成したらインクで色付けし、樹脂粘土で作った小さな種をピンセットを使い1つずつ窪みにはめていけば完成。ちなみにミカンの質感を再現する際、シャープペンシルを使用するが、その先には芯の代わりにマチ針が。リアルさを出すためには地道な作業が必要。しげりんは娘との粘土遊びがきっかけで、本格的なフェイクスイーツフード作りに熱中し始めたそうで、これまで作ったのは約150作品。そのどれもが、思わず手に取って食べたくなってしまう様な、おいしそうな作品ばかり。クイズ「サラダの本物はAとBのどっち?」。正解は「A」。ブロッコリーのつぼみの部分の細かいパーツも、1つ1つ手作業で作られている。クイズ「おいしそうなアップルパイ本物はどっち?」。正解は「B」。まるで料理をするように型入れから成形、着色盛り付けなどの工程を全て手作業で行っているそう。ちなみに、これまで一番製作に時間がかかったというのが朝食セット。お米1粒1粒の質感にまでこだわり、何とかかった時間は1か月。そんなしげりんにはスーパーで買い物をする際、食材を買う前に粘土で作りたくなってしまうという。