上川外務大臣は日本時間のきょう午前、カンボジアの首都プノンペンでフンマネット首相と会談した。この中で上川大臣は「両国の連携分野は着実に拡大しており今後は人材育成や日本の技術活用に重点を置いて協力していきたい」と述べた。そして上下水道や港湾施設の整備、デジタル、安全保障など幅広い分野で協力し、戦略的なパートナーシップを深めていくことを確認した。また地雷処理を巡りフンマネット首相は日本のこれまでの支援に謝意を示したうえで、同様の問題に直面するウクライナをはじめとする第三国の支援を日本と連携して行いたいという考えを示した。さらに両氏は北朝鮮やミャンマー情勢などについても意見を交わし連携していくことで一致した。このあと上川大臣はフンマネット首相の父親で前首相のフンセン上院議長とも会談し、関係を強化していくことを確認した。