- 出演者
- 藤森祥平 喜入友浩 小川彩佳 星浩 斎藤幸平
オープニング映像と出演者の挨拶。
ゲストの紹介。
日本の老舗温泉ホテルが今、ベトナムで大ヒットしており、その理由が昭和戦法。
東南アジアの玄関口ベトナム。去年、人口が1億人を突破した。道路にはあふれんばかりのバイク。街は活気に満ちている。街頭インタビューも、勢いが違う。それもそのはず。ベトナムは経済成長が著しく、世界が不況に陥ったコロナ禍でもプラス成長した。ホーチミン市内のスーパー。目を引くのは、袋麺の多さ。実はベトナムは、1人当たりのインスタント麺の年間消費量が世界1位。中でも、日本の老舗食品メーカーのエースコックは去年、ベトナムで即席麺シェア4割を達成。中でも一番愛されている商品が、日本語で「好き好き」という意味のハオハオ。エースコックはいち早くベトナムに進出。2000年にハオハオの販売を始めた。そして今ではベトナム国内に11の工場を持つまでに成長した。なぜベトナムなのか。日本とベトナムの人口ピラミッドによると。日本の平均年齢が49歳なのに対して、ベトナムは32歳。若い胃袋は魅力的。飲食店を経営しているグエンさん一家にとってハオハオは常備品。食べ方にもこだわっている。ただ、ベトナムの麺といえばフォー。街なかの至る所に店が並ぶ外食文化。そこで、エースコックは全国を回り地域ごとの特徴的な味をリサーチ。ベトナムの人が親しんだ外食の味を再現した。平均年齢が若い国にこそ日本企業の生きる道がある。
人口ボーナスを迎えている東南アジア。ベトナムよりも更に若いのがお隣、カンボジア。カンボジア国民の平均年齢は27歳。人口ピラミッドを見ても日本との差は歴然。そのカンボジアに進出しているのがイオンモール。既に3つもできている。中に入ってみると、その作りは日本そのまま。日本ブランドへの信頼と憧れからあえて、そのままが好評だ。牛角など日本の外食企業があちこちに。街角にはうどんの丸亀製麺、長崎ちゃんぽんのリンガーハットも進出。看板は、あえての日本語表記。ちなみに味付けの方は現地に寄せている。東南アジアの魅力は若さ以外にも。日本の平均世帯人数は2人だが、ベトナムは3.6人。その家族を狙って大当たりした日本企業。
向かったのはアジア屈指のリゾート地、ベトナム・ダナン。世界中の旅行者から注目される旅行地に日本から進出したのが、日本の団体家族旅行を半世紀以上にわたり牽引してきたホテル三日月。2003年に黄金風呂が登場。後に盗まれたことが話題に。しかし、コロナ禍では武漢からのチャーター機を受け入れたあと、2週間で2万7000人の予約キャンセルが発生。国内赤字を食い止めるため2つの施設を譲渡していた。そんな中、2年前、120億円を投じてベトナムに5つ星ホテルをオープンしていた。総面積3万7000坪。東京ドーム約2.5個分。施設の入り口ではもちろんこの曲でお出迎え。かつて、日本が好んだ大型ホテル。それを今、昭和のような成長期のベトナムに持ってきたら大当たり。いわば昭和戦法の勝利。ターゲットはかつての日本と同じく親子3世代。多くの家族が団体で訪れていた。更にウォータースライダーを1億5000万円で新設した。そして宴会場では、会社の社員旅行。その光景は、高度経済成長期の日本のよう。少子高齢化や人口減少に直面する日本。今こそ強みを生かし、出ていく時かもしれない。
国外に勝機を見いだす動きについて。東京大学准教授・斎藤幸平は「昨日もドイツでみんなでラーメン家族で食べに行ったんですけど、やっぱり円安なんで2万円ぐらいする。もう私も今これ見ながら脱出しようかなと思ったが、ただ脱出のネックは、日本は例えばドイツと比べてもごはんがおいしいし、安いしラーメン二郎とか食べたくなる。日本はそういう内向きにしかやってこなかったけど世界に向けて本気を出せばまだまだチャンスはあると思う」、TBSスペシャルコメンテーター・星浩は「日本はこれまで低金利が続いてぬるま湯状態で、あんまりイノベーションが起きないところに世界は情報革命になって取り残されたが、ここにきてDX政策とか金利も上がってきましたし、なんとなくチャレンジ精神も出てきたのでこの辺が新しい芽になって広がっていくと」などとスタジオコメント。
政治資金規正法の再改正などをめぐりきょう自民党、立憲民主党、両党の国対委員長が会談。自民党は「政策活動費」の全面禁止を定めた野党7党が提出した法案に賛成する考えを伝えた。あすの衆議院政治改革特別委員会で採決される予定。一方で焦点となっている「企業・団体献金」の禁止については「来年3月末までに結論」を得ることで合意された。「政治とカネ」主な論点:政策活動費の廃止・年内に改正、第三者機関の設置・年内に改正、「企業・団体献金」禁止・来年3月までに結論。ジャーナリスト・星浩のコメント。
ゴールを守る男たち:バスケットボール・NBA・バックス・ロペス&アデトクンボ、サッカー・プレミアリーグ・クリスタルパレス・Dヘンダーソン。サッカー・松井大輔の引退試合に女子レスリング・吉田沙保里が参戦。プロ野球・阪神・梅野隆太郎捕手が紙飛行機のギネスに挑戦で64.652mで日本記録更新。
池田耀平は今年9月ベルリンマラソンで日本歴代2位のタイムをマーク。その瞬間を高橋尚子は現地で見届けた。池田は「日本記録更新を目標に臨んだ」「少し届かなかったので悔しい気持ちが最初にきた」とコメント。常に高みを見据える池田の合宿先の部屋を訪ねると、コーヒーが大好きで合宿や遠征にも本格的なコーヒーセットを持っていく。コーヒーの淹れ方にもこだわっている。大事な練習前や試合前には必ずコーヒーを飲む。この日の練習はスタミナをつけるため40キロを走り、練習後7年も続けているルーティン。
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男子マラソン日本歴代2位・池田耀平のルーティンは7年続けている練習日誌。そのノートには7年に及ぶ練習メニューと自分を鼓舞する言葉が綴られていた。練習への準備も欠かさない池田。元日は花王のエースとしてニューイヤー駅伝に挑む。
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