G7サミットはイタリア南部プーリア州で現地時間13日午前から始まり15日まで行われる。初日は中東やウクライナ情勢などの議論が行われ、ウクライナのセッションには去年の広島サミットに続いてゼレンスキー大統領も参加する予定。ウクライナ情勢をめぐりG7としては欧米で支援疲れも指摘される中支援を継続していく姿勢を強調したい考えで、制裁で凍結したロシア中央銀行の資産活用で合意を目指すことにしている。また中国が軍事転用可能な物資をロシアに輸出し、ロシアの軍需産業を支援しているとの懸念についても協議する見通しで、G7として一致した対応を打ち出せるかが焦点。そして2日目はインド太平洋と経済安全保障のセッションが予定され、欧米が懸念を強める中国の過剰生産などについて議論が行われる。