夏休みも残りわずか。生活リズムを元に戻すのが大変な時期。夏休みの子どもの就寝時間のデータをみると小学1年生は夜10時までに寝る子がほとんどだが、6年生になると半分以上が夜10時すぎになる。中学3年生になると41%が11時半以降に寝るという。(ベネッセコーポレーション調べ)。夏休みは遅寝遅起きとなり生活リズムが乱れがちだという。新学期に向けて睡眠外来を訪れる人もいるという。スリープクリニック調布では子どもの睡眠外来がある。睡眠リズムの乱れから昼夜逆転になり、不眠が続く状態になったという子どもが受診していた。新学期が迫り、睡眠障害に悩む子どもが増えているという。医師は夏休みにお昼近くまで寝てしまう習慣をつけると始業式から通学できないということになるという。子どもは昼夜逆転してすぐに戻せなくなる子が多いという。夏休み中の子どもの悩みで最も多かったのが生活の乱れだという。柳沢教授によると中学生が生活リズムが乱れやすいという。生活リズムの乱れは不登校などの一因となると指摘され、文科省によると、不登校の原因の7割以上で朝起きられないがあげられている。 乱れた睡眠リズムを戻すには無理のない範囲で起きる時間を戻していくことが大事だという。1日に15分から30分ずつくらい早く起きるようにするのが良いとのこと。夜ふかし習慣で寝られない時には就寝の2時間前に照明を暗めの暖色にすること、ブルーライトを避けるためスマホにフィルムをつけるなどの対策が考えられるという。
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