ついに迎えた本番当日。ベルリン・フィルと97人のアマチュア奏者たちの夢の共演が始まる。指揮、ラファエル・へーガー「バイオリンとチェロのための二重協奏曲」。伊東さんは、最初の音を聞いてすごく感動して1音目から広がっていくのを肌で感じて後ろでずっと見ていたと話す。浜田さんとソリストたちとのかけ合い。浜田さんは、開き直って選んでもらったんだから自分の個性を出す、自分がいいと思う演奏をやろうと思ったと話す。会場にいる人すべてが、彼らが奏でたハーモニーに拍手を贈った。そしていよいよ、マエストロ キリル・ペトレンコが登場。緊張は最高潮に達していた。