タイ・バンコクから中継でレポート。今後はタクシン派と保守派による対立がさらに深まり、混乱が続くとみられている。近く議会下院で新しい首相を指名するための投票が行われる予定だが、ペートンタン氏が率いてきた「タイ貢献党」などタクシン派はすでに新しい首相候補を決めている。一方で保守派の一部でつくる政党は別の候補の擁立も模索しており、激しい争いが水面下で行われているものとみられる。タイには多くの日本企業が進出しており、1年で2度にわたって首相が裁判所によって解職されたうえカンボジアとの緊張状態も依然として続いていることから、現地ではビジネスへの影響を懸念する声も聞かれる。
