去年1年間の農林水産物と食品の輸出額が初めて1兆5,000億円を突破し12年連続で過去最高となった。農林水産省によると前年より増加したのがカレーのルーやパウダー、マヨネーズなどのソース・混合調味料や緑茶などの品目で、全体では3.7%増加し1兆5,073億円だった。日本式のカレーに対する人気の高まりや、日本を訪れる外国人の増加で日本食への関心が高まっていることなどが好調の要因だという。最も伸びが大きかったのはアメリカで前年比17.8%増で20年ぶりに輸出額が1位となった。一方、前年まで3年間輸出額1位だった中国は、ホタテなど日本産水産物の禁輸が影響し4位となっている。