ウクライナは、アメリカとウクライナが復興投資基金を設立する経済連携協定に署名したと発表した。2月には激しい口論の末、決裂したトランプ大統領とゼレンスキー大統領。今回の合意は、2月に署名される予定だった。その後も担当者レベルで協議を続けてきたアメリカとウクライナ。そして、先月26日にローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の葬儀が行われたバチカンで、2人が膝を突き合わせて会談。今回両国が署名した復興投資基金を設立する経済連携協定、投資するのはウクライナの貴重な鉱物資源や石油・ガス採掘プロジェクトなど。両国が共同で基金を運営するとしている。また、ウクライナの領土や領海にある全資源の所有権はウクライナにあるとしている。さらに、アメリカは直接資金を投入するか、防空システム供与など軍事支援で拠出するとしている。ただ、アメリカからの「安全の保証」については具体的に言及はしていない。