フランシスコ教皇が生前行っていた著名アーティストやコメディアンとの面会にならい、カトリック教会内にとどまらず、広く世界に働きかけようと謁見を企画した。教皇・レオ14世は特別謁見を前に好きな映画として「素晴らしきかな、人生」「サウンド・オブ・ミュージック」「普通の人々」を挙げた。教皇はスピーチで世界中の映画産業や映画館がかつては文化の中心だったのに街からなくなりつつあると指摘した。俳優のケイト・ブランシェットさんは教皇との謁見で国連難民高等弁務官事務所のブレスレットを手渡し、スパイク・リー監督は教皇の名前入りのプロバスケットボールチームのユニフォームを渡した。俳優のヴィゴ・モーテンセンさんやグレタ・ガーウィグさんも謁見した。ガス・ヴァン・サントさんは「教皇は堅苦しくない方で映画の美しさについて語り、人の優しさと希望の物語にどれほど力があるか話していた」と語った。
