アメリカ・ワシントンから中継。樫元照幸氏は「急に決めたという感がありありとわかるきょうの一日のドタバタ。振り返るときょうの株式市場が始まる前にトランプ大統領はSNSに投稿。“アメリカはこれまで以上に大きく良くなる”など呼びかけていた。こちらでは午後1時すぎ頃に相互関税の一時停止を発表。そこでドン!と株価が上がるという場面になった。これを受けてトランプ大統領は、過去最大の株式の上げだとニコニコ話していたが、実情はかなりドタバタしていたと思う。今回は株だけでなくアメリカの国債が値を崩す展開もあった。そして、為替もドルが売られるという、トリプル安になった。これは大きな危機に陥る懸念を示すもの。キーになったのがベッセント財務長官。ベッセント財務長官は財務長官に就任前はヘッジファンドを率いていた。かなり危険な状況に陥ったということをトランプ大統領に進言した可能性が考えられる。きのうベッセント財務長官と話す機会があった。日本大使館の桜イベントにベッセント財務長官が来場していた。アメリカメディアと雑談。日本との交渉について聞くととても楽観的だと語っていた。こういった話をしていた次の日に停止の発表があった。我々も驚いた。日本は交渉の順番待ちの先頭だとベッセント財務長官は話していた。」など伝えた。