イスラエルのメディアは1日、“アメリカのウィトコフ中東担当特使がガザ地区にある食料の配給場所を訪れた”と報じた。ガザ地区をめぐっては、国連機関が“食料不足の程度が最も深刻な「飢きん」が差し迫っている”と指摘しているほか、トランプ大統領も“子どもたちは本当の飢餓状態だ”と述べ、関与を強める姿勢を示していた。ウィトコフ特使の訪問の目的について、ホワイトハウスの報道官は支援物資の配布の現状を確認するほか住民から直接話を聞くとしていて、人道状況の改善につながるか注目される。ハマス側はSNSへの投稿で“訪問は住民を飢えさせているアメリカとイスラエルに対する怒りを封じ込めるためのプロパガンダた”と批判。ハマスは先月31日に発表した声明で“人道危機と飢きんが解消されれば停戦交渉を再開する用意がある”としている。
