23年のドラフト会議で全体1位で指名され、パイレーツに入団したのがポール・スキーンズ。平均球速が約160キロで、大リーグの先発投手ではトップに位置する。スライダーは鋭く、150キロ台で曲がって落ちる変化球”スプリンカー”も武器とする。出身地はエンゼルスタジアムに近く、15歳の時、大谷翔平のデビュー戦を生で観戦していた。大学まで投打の二刀流を続け、大学野球選手権を制して最優秀選手に輝いた。大リーグのデビュー2戦目、6回に降板するまでノーヒットノーラン、11奪三振をマークしていた。ドジャースとの試合前日の取材、スキーンズは「対戦することで自分の現時点での力が分かる」と楽しみにしている様子だった。