大和証券キャピタルマーケッツアメリカ・シュナイダーさんに話しを聞く。マイクロソフトは売上高が17%増、1株利益20%増となり全ての部門で市場予想を上回る好決算、クラウド「アジュール」は前年比31%増収と成長が加速、うち7%はAI関連が寄与した。契約規模の拡大や期間の長期化により会社計画を大幅に超過した模様。オフィス365が15%増収、顧客単価が7%増収した。法人向けブッキングは31%増と前四半期の9%増から大幅に伸び、今後の成長への信頼感を高めている。設備投資はAI需要で大幅増する見通し。アルファベットの1-3月期決算は売上高15%増、1株利益60%以上増加。広告事業が好調で検索広告は14%増加。YouTube広告は21%増と力強く前年比の伸び率は右肩上がりが続いている。企業が広告費を抑えようとする中で、YouTubeのような大手に絞る傾向がよみとれる。クラウド事業も28%増収に伸びが加速し、主力事業全てで全体決算の劣勢を吹き飛ばした。設備投資は120億ドルと前年比91%増、最大の投資先はAI向けのサーバーとデーターセンターで今年度中は同水準またはそれ以上の投資が続くとした。初の配当実施で自社株買いの追加枠を拡大したことも好感され、各社アナリストから収益性改善を評価するコメントが相次いでいる。