イランで欧米との関係改善を掲げてことし7月に就任したペゼシュキアン大統領が初めて記者会見を開いた。ウクライナ情勢などをめぐり対立を深める米国に対し、対話の条件としてイランを敵視する政策をやめるよう求めたが、事態が進展する見通しは立っていない。ペゼシュキアン大統領は、欧米各国が“イランがロシアに弾道ミサイル供与”とし、新たな制裁を発表したことについて「就任以来、欧米が制裁を科したくなるようなものは何もロシアに提供していない」とコメント。イスラム組織ハマスの後ろ盾であるイランは米国と対立を深めている。