マダガスカルはアフリカ大陸の南東部に位置する島国。世界貧困国と言われ、国民の約8割が貧困層。清潔な水を使えるのは国民の約半分だという。マダガスカルでは40%以上の子どもが栄養不良。理由の1つが下痢などの病気で、不衛生な水が影響している。フジテレビは10年前にもマダガスカルを取材。そこで出会った親子に再び会いに向かった。母・クララさんは小学校の先生になっていた。また新しい子ども・プレンシアちゃんもできていた。クララさんは公務員の教師となるべく村から離れた学校で働いており、平日は息子と離ればなれの生活を余儀なくされている。クララさんの年収は国の平均年収の約半分の130万アリアリ(約4万5000円)で、これで2人の子どもだけでなく両親や親戚なども養っている。今は子どもを育てるためにクララさんは1日1食の生活をしている。そして水はサイクロンにより量は10年前より増えたものの、依然として不衛生な状況に変わりはないという。クララさんは「綺麗な水ではないが仕方がない」などと話した。