自動車などの大量生産に必要な「型式指定」の取得で不正が相次いだことを受け、国土交通省が自動車メーカーなどに調査を求めた結果、トヨタ自動車など5社で不正が見つかったことがわかった。ダイハツ工業や豊田自動織機などで不正が相次いだ問題を受け、国交省は、自動車メーカーなど85社に型式指定の申請において不正がなかったか調査し報告するよう求めていた。その結果、トヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの5社から不正があったと報告してきたという。トヨタはきょう夕方、会見を開き、7車種において基準と異なる方法で試験が行われていたことを明らかにし、トヨタ・豊田章男会長は「心よりおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。安全性能に問題はないとしているが、一部車種の出荷と販売を一時停止すると発表している。