エアフォース・ワンで羽田空港に到着したトランプ大統領はマリーン・ワンに乗り換えて在日米軍基地へと移動、そこでビーストに乗り換え皇居へ向かった。マリーン・ワンやビーストなど乗り物は全て2つ用意されており、大統領がどちらに乗っているかわからないようにするためと、故障した時に対応できるようにするためとされる。エアフォース・ワンも2機で移動する。エアフォース・ワンは空飛ぶ大統領執務室と呼ばれ、3階建てで床面積は約370平方メートル、2つの調理室があり1度に100人分の食事を提供可能。空中給油が可能で、医師も常駐しており医療室は手術室としても機能する。大統領専用区画には会議室、ダイニングルーム、執務室、寝室、化粧室などがある。他に大統領スタッフ、報道関係者、ゲストなどが利用する客室も備わっている。1990年に就航しており老朽化に伴って後継機をボーイング社に発注中。運用開始は2027年以降の見通しとなっている。大統領専用車ビーストは重量が7.5トンあり大統領警護隊が米軍輸送機で持ち込んでいる。ロケット砲にも耐えられる特殊鋼板を使い窓の厚さは12cmある。後部座席の窓は開かず煙幕や催涙ガスを噴射する装置も付いている。また核攻撃指示のための通信手段や大統領と同じ血液型の輸血用製剤も載せている。タイヤはパンクしても走り続けられる特殊なタイヤを使用している。昨日皇居を出るトランプ大統領の車列は全26台あり、車列には先導して大統領の盾になるリードカー、警護隊員や狙撃手を乗せたハーフバック、衛星通信システムなどを搭載したロードランナー、核・生物・化学兵器の攻撃に対応する危険物質低減ユニット車などもあるという。
