2006年にノーベル平和賞受賞した経済学者で、今月8日に発足した暫定政権を率いるムハマド・ユヌス氏はJNNなどの取材に対し、フランスに滞在中に反政府デモを主導していた学生から電話で就任を求められたと明かした。また、「あなただけが信頼できる人物だ」とその学生に言われたと話した。暫定政権には反政府デモのリーダーだった2人の大学生が入閣し、JNNの単独インタビューに応じた。2人にうちの1人であるナヒード・イスラム氏は「現在バングラディッシュは経済危機に陥っている。我々はユヌスさんの実績と知恵によって国難を乗り越えたいと思った」と語った。暫定政権は総選挙を行いたいとしているが、治安の回復などが当面の課題となる。