ドイツのメルツ首相とウクライナのゼレンスキー大統領は28日、ベルリンで会談した後に共に記者会見し、射程制限のない長距離兵器を共同開発すると表明した。メルツ氏は「ウクライナは領土外(ロシア領内)の軍事目標も含め、自国を完全に防衛可能になる」と主張している。ゼレンスキー大統領はロシアのプーチン大統領について「戦争終結のための会談を延期する理由を常に探している」と指摘した。一方、ロシアのラブロフ外相は「平和的解決に向けた覚書を作成した」として、ウクライナとの2回目の直接協議を6月2日にイスタンブールで開催することを提案。ロシアの代表団は引き続きメジンスキー大統領補佐官が率いる。