国内の戦闘激化に自然災害が重なり、経済に深刻な影響が出ていると世界銀行が指摘している。ミャンマーの最新経済情勢を紹介。市民生活に深刻な影響をもたらすインフレ率は、おととしから20%超と高い水準が続き、今年度も26%。さらに来年度は30%としている。ミャンマーでは軍と民主派勢力側との戦闘で企業の生産活動が停滞。物流に混乱をもたらしている他、通貨の大幅下落により輸入価格が上昇。さらに9月の大規模洪水で企業の3分の1以上、農家の半数以上が悪影響を受けたとしている。経済低迷とインフレが市民生活に影を落としている。