韓国総選挙の最新情報を横田ソウル支局長に聞く。韓国メディアは野党優勢との見方を崩していない。先月上旬までは与党優勢の見方があった。その背景には医療制度改革に支持が集まったことがあるが、これに対して医療界が反発し膠着したことで徐々に与党の支持が低下。更にユン大統領のスーパー視察中に1本100円の長ネギを「妥当な価格だ」といったことが支持率低下に拍車をかけた形となった。この長ネギの本来の価格はその3倍ほどだったという。野党がこぞって長ネギを持って遊説し、ユン大統領を揶揄するようになったという。メディアは今回の選挙の投票率にも注目している。期日前投票の投票率は歴代最高の31.3%となり、これは与党以外の票が流れたと見られている。今の議論の軸足は野党がどの程度勝つかということに移っているということ。仮に野党が圧勝し、3分の2以上の議席を獲得すると大統領が罷免する可能性さえ出てくる。
今回の韓国総選挙で”台風の目”とされているのがユン大統領と因縁の関係とされているチョ・グク元法相。チョ・グク元法相はムン・ジェイン前大統領の元側近で、職権乱用などの疑惑が次々と明らかになり”玉ねぎ男”と呼ばれていた。この時に検察で捜査を指揮していたのがユン大統領だという。世論調査ではチョ・グク氏の政党の支持率が10%となっていて、台風の目とされている。人気の理由の1つ目は最大野党以外の受け皿となったこと。2つ目はチョ・グク氏への捜査が厳しすぎるという同情票が集まったことだという。
韓国総選挙は日韓関係にどう関わってくるのか。仮に与党が負けたとしても日韓関係にはすぐには影響はないと見られる。その背景にはユン大統領の政権運営の姿勢がある。日韓関係筋はユン大統領を頑固でブレることがないと評価している。ユン大統領は日韓関係を改善していく過程で野党の批判を受けてきた。今後もこのような姿勢を変えることはないと見られているということ。しかし、仮に今回与党が負けてねじれ国会が続くとユン政権が公約に掲げている政策は野党のけん制を受けることとなり、対日関係へも批判が出てくる可能性がある。最大野党の共に民主党は対日関係の姿勢には批判的で、その勢いのまま大統領選挙が行われると今よりも日韓関係に厳しい政権が誕生する可能性があるということ。投票結果は明日未明には大勢が判明する見通し。
今回の韓国総選挙で”台風の目”とされているのがユン大統領と因縁の関係とされているチョ・グク元法相。チョ・グク元法相はムン・ジェイン前大統領の元側近で、職権乱用などの疑惑が次々と明らかになり”玉ねぎ男”と呼ばれていた。この時に検察で捜査を指揮していたのがユン大統領だという。世論調査ではチョ・グク氏の政党の支持率が10%となっていて、台風の目とされている。人気の理由の1つ目は最大野党以外の受け皿となったこと。2つ目はチョ・グク氏への捜査が厳しすぎるという同情票が集まったことだという。
韓国総選挙は日韓関係にどう関わってくるのか。仮に与党が負けたとしても日韓関係にはすぐには影響はないと見られる。その背景にはユン大統領の政権運営の姿勢がある。日韓関係筋はユン大統領を頑固でブレることがないと評価している。ユン大統領は日韓関係を改善していく過程で野党の批判を受けてきた。今後もこのような姿勢を変えることはないと見られているということ。しかし、仮に今回与党が負けてねじれ国会が続くとユン政権が公約に掲げている政策は野党のけん制を受けることとなり、対日関係へも批判が出てくる可能性がある。最大野党の共に民主党は対日関係の姿勢には批判的で、その勢いのまま大統領選挙が行われると今よりも日韓関係に厳しい政権が誕生する可能性があるということ。投票結果は明日未明には大勢が判明する見通し。