岸田総理大臣は次世代半導体の国産化を目指すラピダスが北海道・千歳市で建設中の半導体工場をはじめて視察した。この工場で量産を目指す回路の線の幅が2ナノメートル、髪の毛の5万分の1位の細かさに相当する超高性能な次世代半導体だという。ラピダスとの意見交換ではラピダスが目指す2027年の量産開始に向けた民間投資の受け入れ状況などについて説明を受けた。ただ量産開始には5兆円規模の投資が必要とされる一方、巨額の資金調達が大きな課題で政府としては関連の法律を整備することで資金調達を後押しして支援する方針。岸田総理は「Ai・半導体分野の国内投資は継続的に拡大していく必要がある。必要な法案を早期に国会に提出する」などとした。