パレスチナ自治区ガザへの人道支援物資の搬入に向け、エジプト政府は現在封鎖されているラファ検問所とは別の検問所を臨時利用することで米国と合意した。エジプト政府は24日、シシ大統領が米国のバイデン大統領と電話会談を行い、イスラエル軍が侵攻を続けるガザの人道状況について議論したと発表した。イスラエル軍がガザ南部ラファの検問所を今月上旬に封鎖して以降、人道支援物資の搬入が滞っているが、会談ではラファに近いケレムシャローム検問所を臨時で活用する方向で一致した。その上でラファ検問所の一刻も早い再開を目指すことでも合意し、米国は来週担当者をエジプトに派遣して協議を行うという。