ホンダはカナダのオンタリオ州を中心にEV用の電池や完成車の組み立て工場などを新たに建設する。また韓国の鉄鋼大手・ポスコと共同で電池の正極材の開発も手掛けるという。これによりホンダは電池の材料開発から電池の製造、EVの組み立てまでの工程を手掛けることになる。投資先のカナダは電池の資源となるリチウムやニッケル、黒鉛などが豊富な資源国で、国の電源の6割を水力発電で賄っている。このためホンダの関係者は「クリーンなエネルギーでクリーンなEVをつくる。カーボンニュートラルにも貢献できる」としている。去年9月には日本とカナダの両政府が電池のサプライチェーン構築に公的資金を投じることを確認していて、カナダの政府関係者はテレビ東京の取材に「ホンダの計画を大規模な減税措置や補助金などで支援していく方針」と明かした。ホンダや今夜会見を開く見通し。