スペイン・バルセロナでタクシーに乗車。運転手のマルガさんは夫の仕事の都合でフランス・リヨンに住んだことがあるが、バルセロナみたいな青空がなかったと語る。リヨンは空が灰色で寂しかったが、バルセロナは太陽と海が人生を与えてくれるという。タクシーを洗うのは夫の役目だと教えてくれた。夫もバルセロナの暮らしに満足し、リヨンに戻る気はない。マルガさんは海を感じることができる丘に案内してくれた。両親が眠る墓がある。ダウン症の弟が頼れるのは自分しかおらず、まだまだ生きないといけないと語った。弟と一緒に出かけるため、時間が自由なタクシーの仕事を続けているという。