地区シリーズ第2戦、大谷は愛犬のデコピンと球場入りした。試合開始2時間半前にグラウンドに姿を見せ、キャッチボールを行った。大谷は1番・指名打者で、対する先発はダルビッシュ有。ダルビッシュ有は今季ドジャース打線を3登板で1勝0敗防御率1.72と抑え込んでいる。大谷との対戦でもこれまで5打数1安打で長打を許していない。好調の大谷を完璧に抑えた。すべて違う球種を使い、内角中心の投球で的を絞らせなかった。ベッツの打線では、プロファーがスーパーキャッチした。ダルビッシュ有は1回を三者凡退とし、上場の立ち上がりを見せた。大谷とダルビッシュの初対決となったのは、ソウルで行われた今シーズンの開幕戦だった。初対決は2打数1安打という結果になった。今シーズン2度目の対戦では、ダルビッシュが大谷を3打数無安打2三振と完璧に抑えた。今シーズンにダルビッシュは、日本人投手で初のメジャー通算2000奪三振を記録。さらに先月28日には、史上最多タイとなる日米通算203勝目をマークした。
大谷の第2打席、4球中3球が外角への縦に落ちる変化球を続けて打ち取った。第3打席、最後はゆるいカーブで完全にタイミングを外しゴロにした。大谷との対戦は、3打数ノーヒット1奪三振でダルビッシュ投手に軍配が上がった。タメを作った投球に足を素早く動かす投球など、投球ごとに投げるタイミング変えて駆け引きをしていた。大谷は第4打席は三振に倒れ、この日4打数ノーヒット。ダルビッシュは、日本人最多タイとなるポストシーズン通算5勝目を手にし、チームの勝利に貢献した。